内田篤人。イケメンのサッカー選手として知られるが、サッカープレイヤーとしても実に素晴らしい歴史を持っている。

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いわゆるビッグクラブに所属している、同年代の本田、香川、長友が注目されることが多いが、内田篤人も選手として決して負けてはいない。

26歳にして、日本代表として出場した試合は70試合を超えている。そんな内田篤人のプロデビューからを振りかえってみると、あらためてスゴさがわかる。

鹿島アントラーズ時代

2006年、鹿島アントラーズへ入団するとクラブ史上初となる開幕からスタメンとしてJリーグデビューを飾る。デビュー戦ではドリブルからPKを獲得するなど早々と活躍した。

第4節では、ドリブル突破からゴールを決める。これはクラブ史上最年少得点で、2点目もアシストした。17歳11か月22日は、高卒ルーキーの中では、史上最年少得点記録となり、JリーグオールスターサッカーではDF最多得票で史上最年少出場を果たしている。

史上最年少

・ルーキーとして開幕スタメン
・クラブ史上最年少得点
・Jリーグ高卒ルーキー史上最年少得点記録

しかもサイドバックというポジションでの記録ということを考慮すると本当に素晴らしい。

Jリーグ3連覇

2007年に、元日本代表で鹿島アントラーズ長年支えてきた名良橋晃から背番号2を引き継いだ。日本代表では背番号６のイメージが強いが、2013年からは日本代表でも２番を背負っている。

そして2007年、2008年、2009年と史上初のJリーグ3連覇を達成する快挙を成し遂げる。
2008年、2009年にはJリーグベストイレブンに選出されるなど若くして、その才能は一気に評価され10代ながら日本代表へと招集される。

シャルケ時代

2010年7月、ドイツ・ブンデスリーガのシャルケ04へ3年契約で完全移籍。内田篤人のすごいところは、他の日本人選手が０円で海外クラブへ移籍していく中、きっちりと鹿島アントラーズへ1億5000万円もの移籍金を残していったことだ。シャルケからはお金を出してまでほしい選手と思わせたのだ。

移籍初年度のシーズンにもかかわらず、シャルケの右サイドバックでレギュラーを獲得し、CLベスト４という日本人初の快挙も成し遂げている。

また、監督が変わったり、怪我でシーズン開幕に出遅れたり、不調が続いていも、最終的には常にシャルケのステーティングメンバーに名を連ねている。

ベストイレブン

2013年、ブンデスリーガの英語版公式ページが選ぶ2012年のベスト11に選出され、シーズン終了後には5月には公式ページにて2012-13シーズンのベストイレブンに選出された。

日本代表

2007年にA代表候補の合宿に初招集されると、2008年1月市川大祐、小野伸二らに次いで４番目の若さでA代表デビューをした。（１９歳）

以降、日本代表では、スタメンとして不動のサイドバックとして君臨し続け、出場試合は既に70試合を超えている。

2010年南アフリカW杯

アジア予選から直前まで主力扱いだった内田篤人が本大会ではまさかのスタメン落ち。しかも本大会では1試合も出場することはなかった。


外されたことについて内田篤人はこう語っている。

あのとき、岡田さんに外された理由を聞かなくて、良かったと思っている。もし、「コンディションが悪いから」と言われたら、僕は「それじゃあしょうがない」と思って努力をしなくなったかもしれない。

聞かなかったからこそ、「自分のチカラが足りなかったから出られなかった」と思えるし、もっともっと信頼される選手になりたいと思えた。
本当の理由は、サッカーをやめたときに聞きに行こうと決めている。

しかし、先日内田篤人と岡田監督がTV番組で対談したとき、岡田監督はスタメンを外した理由をあっさりと語っていた。

直前になって守備的な戦術で戦うと決めたとき、当時の内田篤人では守備に不安があった。

2014年ブラジルW杯

2大会連続でのFIFAワールドカップメンバーに選出され、ブラジルW杯本大会では全試合スタメンフル出場したが、チームはグループリーグで敗退した。

まとめ

Jリーグ史上初の３連覇、Jリーグベストイレブン、CLベスト４、ブンデスリーガベストイレブンと、若くして様々な活躍をしてきた内田篤人。代表引退説が流れてはいるが、まだ26歳と引退には早すぎる。

次のワールドカップにはさらに経験を蓄積させて、日本代表として活躍してくれることを信じて疑わずにはいられない。

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